大師之寺縁起

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大師之寺縁起

大師之寺外観  当山は、高野山真言宗に所属する寺院です。明治三十年(1897)、隆道和尚がこの地に立ち寄られた際、小堂を建立して弘法大師をお祀りされ、大師信仰の説教所として開山されました。
 太平洋戦争が勃発すると、四日市周辺の空襲によって、御堂は悉く焼失してしまいましたが、幸いにも本尊である弘法大師様は、その難を免れることが出来ました。戦後の昭和二十五年(1950)、名古屋の松林寺が廃寺となるのに伴い、同寺の本尊であった弘法大師像を合祀して再建され、寺号を「大師之寺」と定められました。昭和六十二年(1987)四月には本堂を移転、修築すると共に、第三世了照和尚 が美濃の国分寺で修行を積まれたことをご縁に、現在の薬師如来様が改めてご本尊としてお迎えされました。


三重四国八十八箇所 8番札所
  • 金剛宝閣 大師之寺(こんごうほうかく だいしのてら)
  • 所 在 地:四日市市南納屋町6-11
  • 電話番号:059-353-1686
  • 本  尊:薬師如来
  • 宗  派:高野山真言宗
  • 開  山:隆道和尚
  • 開 山 年:明治三十年(1897)
  • 三重四国八十八箇所 八番札所

高野山真言宗

 高野山真言宗は、弘法大師空海が、唐の青龍寺恵果和尚より真言密教の教えをことごとく授かり、弘仁七年(816)に嵯峨天皇より高野山の地を賜り、開山されました。以来、根本仏である大日如来を教主とし、日本八宗のひとつとして、時代と共に多くの人々の信仰を集めています。
 現在、「真言宗」と名付く宗派は十八派が存在します。とりわけ、高野山奥之院・弘法大師御廟を信仰の源泉とし、壇場伽藍を修学の場所として、真言密教の教えと伝統を今日に伝える私たちの宗派を「高野山真言宗(こうやさんしんごんしゅう)」と言います。


金剛峯寺庭
  • 教 主:大日如来
  • 宗 祖:弘法大師空海
  • 経 典:大日経、金剛頂経を主たる経典とする
  • 総本山:総本山金剛峯寺(和歌山県伊都郡高野町高野山132)